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木を見て森を見ない診療

木を見て森を見ない診療とは、「1本の枝ぶりはとても素晴らしいが、木全体を見ると調和がとれていない」という意味です。歯科の治療においても同じことが言えます。
1本1本の歯に注意を奪われて、お口全体を見ながらの治療をおろそかにしてしまうと、目の前の細かなことにこだわり、お口全体の状態(バランス)を見失ってしまいます。

例え高いお金を出して1本の歯をセラミックのとても綺麗な歯にしたとしても、その他の歯の治療が不十分であったり、かみ合わせが悪かったりしては、お口全体の印象は良くありません。保険内の治療であってもお口全体のバランスを考え治療していくことで、保険治療の審美治療になるのです。